中学1年生の英語が大変です!!

いよいよ新学期が始まりました。そして、中学生の新しいカリキュラムもスタートしました。その中でも特に大変なのが、初めての中学生生活を始めた中学1年の学習です。5教科のなかでも「英語」は、私が学習塾を始めて35年が過ぎましたが、経験したことがないくらい難しくなっています。何が難しくなっているのか?

①小学校で習っていた「英語」では、ほとんどの学校で話す英語中心で書くことの練習は各個人の勉強に頼っていました。よって、ほとんどの生徒は単語の意味やスペルの書き方などはできていません。しかし、中学1年の英語の教科書には、すでに小学校で学習したことになっている単語(約400語あまり)が、当たり前のように記載されています。ちなみに、中学校で習う英単語の数は、およそ1600語以上になりました。今までは、約1200語でした。小中合わせると、約2500語です。その中で覚えなければならない単語は、およそ1020語ぐらいです。

②昨年までの教科書で1年の後半に学習していた助動詞や一般動詞の過去が1学期のカリキュラム入ってきています。

③話す英語のテストも実施されることが指導要綱に入っています。ただし、これは各中学校の英語の先生がどこまで実施するのかは不明です。

これらことのから想像できることは、4・5月で「英語」嫌いの生徒が激増するのではないかと思われます。小学生のころから地道に書く英語を実施していた人と、何もしなかった人で学力の格差が広がっていくでしょう。

よって、私が思う事の結論は、小学校の「英語」を甘く見ていてはいけません。英会話よりも書くことによる英単語の練習、何度も繰り返すことが必要です!!デジタル教育には大きな落とし穴があるということです。脳を刺激するにはアナログ学習でないと学力はつかないのです。